2012年に牛のレバ刺しはO-157が検出された為、国内で食べられなくなりました。2015年には豚のレバ刺しも法律で禁止になり、がっかりした人も多くいたことでしょう。
かくゆう私もその1人、飲み屋に行けば必ずと言って良いほどレバ刺しを注文していたものです。
しかし、禁止されている生レバーは牛と豚であり、馬のレバ刺しは問題ありません。
馬のレバ刺しが生で食べられる理由
なんで馬のレバ刺しは食べてOKなのかというと
厚生労働省の資料による平成11年~22年度の調査でも馬刺しから腸管出血性大腸菌は検出されていません。
馬は奇蹄類で反芻動物ではないので、口蹄疫や狂牛病などの偶蹄類が掛かりやすい病気の心配が無く、他の動物より体温が高くてO-157が生息できる可能性が非常に低いとされています。
また、厚生労働省では馬刺しや生レバーを安全に食べることができるよう、加工方法を定めた衛生基準があり、この基準をクリアできたものだけが生で食べることが可能です。
生食ができる馬のレバーは必ず「生食用」と表記されているため、購入の際には必ず確認するようにしましょう。
こういった理由から馬肉の生食は安全とされています。
馬のレバ刺しはどんな味?
牛レバーのようにとろ〜っとした食感ではなく、牛よりも運動量の多い馬は筋肉質なことからコリコリとした食感が特徴です。
特徴的なレバーのくどさや臭いも薄くてあっさりした味わいで美味しいです。
牛や豚のレバーが苦手な人でも食べやすいので是非チャレンジしてみてください。
私個人の感想ですが、味自体は牛レバーと似ているため、牛レバーの代わりとしては十分だと感じます。
ただし、1切れだけでは濃厚さが薄いので、一度に食べる量を少し多めにするのがおすすめです。
タレは牛レバーと同じように、ごま油とおろしニンニクの組み合わせが美味しい!
馬のレバ刺しは希少品
馬のレバーは1頭から600g程度しか取ることができない希少品です。
そのため、居酒屋などでも品切れになっていることが多く、少々値段も高めとなっています。
通販でも品切れ中になっていることが多いので、購入可能になっていれば注文しておきましょう。
店舗で食べる場合は専門店でなければ中々出会うことはありません。通販でもレバ刺し単品で販売している事は少ないため、抱き合わせでしか販売していないこともあります。
希少品かつ人気のレバ刺しなので仕方がないことですが、見かけたらを是非食べてみてください。