ここでは馬刺しの中でも希少価値が高い「たてがみ(コウネ)」の特徴や食べ方について紹介していきます。
たてがみ(コウネ)とはどこの部位?
たてがみと言えば頭から背中にかけて生えている毛をイメージする方が多いと思います。
しかし、毛を食べる訳ではありません。たてがみが生えている部分のお肉が馬刺しのたてがみ(コウネ)として食べる事ができます。
馬一頭から5kgほどしか取れない希少部位であり、牛や豚にはない部位で別名「コウネ」と呼ばれています。
たてがみ(コウネ)の味と特徴
真っ白な見た目からは想像できないあっさりとして食べやすい味が特徴です。
何故真っ白なのかと言うと、見た目からも分かるように脂身でできているからですが、牛や豚の脂身のような食感やくどい味ではありません。
脂身とはいえ、成分の70%以上はゼラチン質でできているため、見た目とは裏腹にあっさりとしていてほんのりと甘さがあります。
食べると舌の上でトロけ、噛めば少しコリコリとした食感があります。
牛や豚の脂分と言えばブヨブヨしてそれだけで食べるのはちょっと…となりますが、馬刺しのたてがみは食べてみると予想とは違った味と食感で初めて食べる人は驚くことでしょう。
また、低カロリー&高タンパクが特徴的な馬肉ですが、たてがみは100gあたり750kcalと高カロリーなので、食べ過ぎには気をつけましょう。
たてがみ(コウネ)の美味しい食べ方
たてがみの美味しい食べ方、それは赤身と一緒に食べる事です。
馬刺しの赤身は基本的に脂分をほとんど含みません。そのため、お肉本来の味を楽しむことはできますが、旨味は脂質に多く含まれているので赤身だけでは淡白な味になりがちです。
たてがみは単品で食べても美味しいのですが、脂分とゼラチン質の塊なのでお肉の味を楽しむ事ができません。
しかし、この両者を組み合わせるとあっさりとした旨味とトロける食感のたてがみと肉の旨味が詰まった赤身を一緒に食べる事で、霜降り肉のような味わいが口の中に広がります。
霜降りを食べたいけど料金的にちょっと高い…
そんな時は赤身とたてがみの組み合わせを注文することで、値段を抑えて霜降り肉の様な味わいを楽しむ事もできます。
また、真っ白なたてがみと赤色の赤身を一緒に盛り付けると紅白になるので、祝いの席にもおすすめです。